本日のお客様でBGFIT 200名 達成!良く知るお客様だったので一緒に記念撮影。

フィッティングネタで1つご紹介。
『立位体前屈』 一般的に体の柔軟性を測るのに良く行います。
BGFITでも参考になるので20項目の測定の中にあります。
『体が柔らかい=地面に手が着く』という風に手の方ばかり見てしまいがちですが、
大事なのは体のどこがどの位曲がっているのかが重要になります。
今回の例を見ると、ジャージの背中ポケットの上の辺りで曲がっているのがわかります。
股関節の曲がりとあわせて、
コの字のような形です。
自転車に乗り深い姿勢をとると先ほどの姿勢に近い状態になりましたね。

背中が丸まり過ぎてしまうと必然的にお腹側は潰れてしまいます。
そうなると呼吸がしにくくなります。横隔膜の稼働域を抑え込んでしまうので肺が膨らみにくくなるからです。
下ハンドルで頑張っているので体はどんどん酸素を欲します。
酸素の供給が間に合わなくなり脚は残っているのに酸欠で走れなくなってしまう場合も考えられます。
では改善するにはどうしたらよいでしょうか?
キーポイントは
『体幹』です
体幹を意識して股関節から体を曲げるとこんな感じになります。
これで自転車での適正なフォームに近い形になります。

この状態でもも裏の辺りはパンパンの状態なので、この方の前傾姿勢の限界はこの位だとわかります。
(エアロ効果を考えて腰や背中が痛くならない程度にもう少し背中を曲げるのはOKです。)

自転車に乗るとこのような形になります。
背中の曲がりが抑えられていますね。
股関節から身体を曲げる事ができれば、ペダリングに必要な大臀筋や
ハムストリング筋(おしり、もも裏)を伸ばす事ができるのでパワーを出し易くなります。
背中が曲がってない分、身体は前に伸びます。先ほどよりも少し遠くを持ったほうが持ちやすく感じるはずです。
速い人の多くがステムが長かったりするのはその為です。
筋肉の使い方、呼吸のしやすさ全てを考慮すると必然的にフォームはこのような形になりやすいです。
スケート選手で猫背で滑っている人はいないですよね。
立位体前屈で体幹、股関節を意識すると自転車での良いフォームを再現する事ができるので
試しにチェックしてみましょう。
BGFITでは他にも

膝角度を測って適正なシート高にしたり

膝頭の位置からサドルの前後位置をみたり

柔軟性を見て前傾角度、ハンドル位置の設定をしたりします。
なかなか時間はかかりますが、ポジションにお困りでしたら是非受けてみてください。
お待ちしてまーす。
BGFITの紹介映像です。 モデルの選手は綺麗な方ですよ!
カント角と一般的に呼ばれる足の傾きはご存じですか?
この傾きは自転車ではペダリングに大きな影響を及ぼします。
簡単にいうと傾きのせいで
膝がブレてしまったり、
力が逃げてしまう事になります。
こちらのシューズをご覧ください。

両足とも外側が削れているのはわかりますか?
左足のアップ

右足のアップ

ほとんどの方は椅子などに座って空中に足をダランと垂らすと親指側が高くなり小指側は地面の方へ傾くと思います。
二足歩行で進化してきた人間はこの足裏の傾きをバネやクッションの様に使って歩く、走るを行っています。
ロードシューズの様にソールの硬い靴で歩くと、外側にどうしても強い力がかかるので柔らかいクリートやヒールラバーがすぐに削れるというわけです。
普通の靴でも長く使っていると外側の方が削れている事が多いですね。
スペシャライズドでは熱によって足裏の形を見る事ができる器具があるので一度チェックしてみましょう!
足のサイズと土踏まずの大きさが確認できるので一石二鳥です。

土踏まずを適正な形で持ち上げてあげると、
足の横幅にも影響がでてきます。
足がアーチ状になるので横幅が狭くなります。平らなインソールだと土踏まずが潰れてその分横に広がります。
つま先が余ってしまうような大きな靴はあまり良い事がないので一度確認しましょう。
ワイドタイプの靴しか履けないと思っていた方!インソールでもしかしたら変わるかもしれませんよ。
適正なインソールに変更してペダリングすれば力を均等にペダルに伝えれるようになりますし、
膝のブレの修整にもなるのでオススメです。

以前スペシャライズドバイクに乗っていたプロ(カン○ェラーラ、シュ○ック等々)の使っているノースウェーブからもスペシャライズドと同じコンセプトのインソールが販売されています。
この事からもとても重要なポイントだとわかりますね。
先日、ある方を
BGFITさせて頂きました。
競輪選手の
志智 俊夫さんです。
S級1班のバリバリの
トップレーサーです。
昔からカミハギサイクルには来て頂いていたので面識はあったのですが
深く会話をした事はほとんど無かったので、すご~く緊張してBGFITを始めました。
ハムストリング筋の柔軟性は過去最高記録!一流選手はやっぱり体が柔らかいです。

最初の緊張は作業が進むにつれ、志智さんの気さくな人柄や競輪選手の体に対する好奇心で
いつの間にか無くなっていました。

時間の都合で今回は半分までで終了になりましたが、近日に残りのフィッティングを行うので
お楽しみに! (私自身が一番楽しみです。)
CYCLEJAMの
志智散歩でもその様子が紹介されていますのでご覧ください。
オフシーズンになりBGFITを受けに来られる方が増え始めたので、ひさびさにどんな事をしているのかをご紹介します。
今回はTTFITです。最近はトライアスロンを始める方も増え、チームTTも注目を集める人気種目になりつつあるのでTTバイクを所有されるユーザー様が多くなってきました。
年末に私もTTFIT研修を受けてきたので、TTのフィッティングもバッチリ!
今回のお客様は昨年にロードのBGFITを受けられた方でした。
その為、身体の特徴等のデータが有るのでとてもスムーズに作業が進みました。
BGFIT前と後の写真です。
あまり大きな変化が無いように見られますが、実はけっこう変化させています。

側面からの写真ではわからないのですが、左右で脚長差があり膝角度に大きな差がありました。
ロードの時のシューズとは別の物で、まったく調整されていなかったので今回も少し手を加えました。

右足の脛骨が長いですね。
その為ペダリング時に右足は下死点で膝に余裕ができ、少し内側に曲がっていました。
左足は伸ばすようにペダリングをしていたのと、左お尻がサドルから少し落ちるような動きにもなっていました。
左横腹が痛む事があったそうですが、おそらくこの脚長差が原因でしょう。

左側のシューズとクリートの間を嵩上げして脚長差を整えます。
サドルの幅も少し小さかったのでお尻が落ちやすかったので、少し大きいサドルを試して頂きました。
これで左右のバランスがとれて、真っ直ぐ足が動くようになり膝角度もほぼ同じくらいになりました。
細かな所では足の向きも注意します。

もともと右足が大きく外を向くので、右足のクリートは外を向くように調整をします。左は少しだけで良さそうです。
真っ直ぐにしてしまうと、ひねる力が働いてしまうのでそれだけで筋肉に張りを感じたりします。
自然体が一番です!
サドル、足周りが終わればハンドルの位置ですね。
ロードバイクならハンドル位置は大体でも大丈夫ですが(肘の曲がる量が変わるだけなので)
TTではパッドに肘を置くのでビシッ!とポジションを出さないといけません。
今回の写真をもう一度みてみましょう。

ステムをひっくり返してハンドルを高くしました。
サドル位置の変更も含めると最初の位置より1㎝近くなり、高さも1㎝上がりました。(サドル先を基準にして測定)
これにより肩周りや腕にかかる力を和らげる事ができました。
首の辺りを見て頂けると、どちらがリラックスしているように見えるでしょうか?
高いエアロ効果を発揮するには低くした方がいいのですが、長時間低いすぎる姿勢は息が苦しくなったり肩周りに疲労が溜まったりして大変だと思います。
例えば100キロ走る間にどれ位の時間この姿勢を持続できるのか?と考えた場合にすぐにハンドルを持ち変えて上体を起こしている様ならそのポジションは合っているとは言えないでしょう。
今のご自身の柔軟性、筋力、レースの距離に応じて適正な前傾姿勢を決めて行く事が重要です。
もちろん1回のフィッティングでは煮詰めれないかもしれません。
お客様とのコミュニケーションもとても重要になってきます。 (私が口下手で申し訳ないです)
2012年、シーズンインする前に一度ポジションのチェックしてみませんか?